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dawnblueⅡ

dawnblueⅡ(前のブログ、溢れちゃったので、増築)

インジェクションのエンジンが転倒しても止まらないワケ

Category: オートバイ  
キャブレターってのは、(これは、ツインチョークキャブね!)
エンジンの吸気バルブが開いて吸い込まれる空気の流れで燃料を吸気に混ぜ込む方式なので、
吸気管の脇に燃料の溜まりがあるの(フロート室)そこはフロートでいつも一定の高さになるように調整されてて、(それを油面と呼ぶ)
020S_M03.jpg
②は浮き(フロート)で、③の燃料溜まりの油面高さで上下して、
低くなると、①が開き、燃料が燃料溜まりに供給され、燃料溜まりが規定された高さになると(燃料が規定どおりの量だけ溜まると)①は閉じる
その油面高さってのは、Aとして、この高さで、燃料供給の基底となる
それから、いわゆるジェットの調整ってわけなんだぬーん!

キャブ車の場合、コケてフロートが閉じる側になれば、燃料供給がされないので、エンジンは止まるし、
それ以前に、フロート室(燃料溜まり)のガソリンが、外にも吸気管にも流れ、燃料過多で、失火する
(燃料と空気の比率は、燃料が少なすぎても、多すぎても駄目なんだよ)



010F33_A.jpg 011F33_B.jpg
それが、インジェクション(電子燃料供給装置)は、
インジェクターといわれる、燃料噴射電磁弁で電磁石を作動させ、ニードル弁を開いたり閉じたりして燃料供給をしつつ、そのつど、必要で、最適な量を吐出しているんだ。
ここで、噴射と言わずに、吐出と言ったのは、インジェクターはただ、噴射する時間決めているだけで、
噴射圧力は、
012INJ.jpg

燃料溜まり(デリバリパイプ)の圧力は、インテークマニホールドとデリバリパイプの差を一定にするフューエルプレッシャーレギュレータによってコントロールされているんだ。
で、その燃料圧力は、2.0kg~3.0kgくらい(大気圧の3倍)なの。
でも、アチコチから噴出さないように密閉されているから、転倒したくらいでも、漏れたりしない。
電気的に吐出信号が入力されれば、変わることなく、燃料と吹きつづけてしまうんだ。


だから・・・・
コップに入れた水は、コップを倒してしまうと、もう飲むことは出来ないが、(エンジンは勝手に止まる)
マヨネーズやケチャップの入れ物なら、多少倒しても、大丈夫ってコト(エンジンは止まらない)

ちなみに、クルマの資料を流用してますから、微妙なトコありますが、そこんとこは、生暖かい目でみてください。

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