スクーターの変速機構(覚書)
Category: JOG(整備)
スクーターの変速機構の覚書
調べると、5年位前に記事にしているの・・・・でも忘れちゃったから、再掲


低速ー中速ー高速
とまあ、左のドライブ(プライマリ)プーリーの中にあるウェイトローラー(青い丸)がエンジンの回転によって、回転数が高まると、遠心力で、外に広がっていきます。
で、ドライブプーリーの挟む幅が狭くなって、ドライブベルトは、外に押し広げられて行きます。
実施には、右のドリブン(セカンダリ)プーリーにあるセンタースプリングを縮めるだけの遠心力が、(センタースプリングというバネで狭くなろうと力が働いています)の力に打ち勝つようになって、変速比が高速へと変わっていきます。

ドライブ(プライマリ)プーリーの中にあるウェイトローラーは画像のようにコロコロとなっています。

ドライブ(プライマリ)プーリーは、左のなんもかんも外れているトコに付いてています。

ドリブン(セカンダリ)プーリーは、こんなふうに、基本で閉じた状態です。
中にセンタースプリングがあって、閉じようと力が働いています。
以上で、エンジン回転に伴い、変速比が低速~高速になっていく機構なんですけど、
そのままじゃ、坂道は上手く上れません。
高回転、高速比で坂道を登り始めると、変速比が高速のままで、エンジン回転が坂道の斜度の負けて、落ちてって、パワーバンドを外れ、速度の維持が出来ずに失速していきます。
それを防ぐため、トルクカムという機構がドリブン(セカンダリ)プーリーにあります。

向き合ったプーリーの面で片方はクラッチに直結、もう一方は溝で可動でききます
その間での回転差を走行抵抗と感じ、溝が斜めに切ってありますから、走行抵抗が大きいと、閉じる力が強くなり、ドライブ(プライマリ)のウェイトローラーの遠心力に打ち勝ち、プーリーの幅を強制的狭くします。


クラッチはドリブン(セカンダリ)プーリーとタイヤ(ドライブギヤ)の間に存在し、
ドリブン(セカンダリ)プーリーの回転による遠心力によって、回転数が高まると繋がり、
回転数が低くなると、切断となります。
ここで、一つの問題が、発生します。
クラッチは、ドリブン(セカンダリ)プーリーの下流(動力の流れで見ると)にありますので、
断続ポイントは、プーリーの変速比の影響を受けてしまうわけです。
パワーバンドに入るか入らないか、くらいで繋がるのが良いと思うのですが、
パワーバンドの遥か下の回転でつながると、初期加速がとっても遅くなり、
パワーバンドに入るまで、じっと我慢という羽目になります。
それを防ぐのに、クラッチのリターンスプリングを強くするとか、
本来、変速比で対応すべきを、スプリングで対応とか、・・・ドツボのパターンになるかもしれません。
あ・・・んまだ、書き漏らしがあるかもしれませんので、追記は追って
スクーターの変速機構って、その全てがメカ的に、パッシブな制御で賄っているというスゴさ。
今の時代、電気に頼りたくなるのと思うのですが、
たぶん、そんなにコンピュータの性能が高くなく、価格が高価だった頃なのでしょう。
こういうことを思いついて、カタチにして、さらに、何年も十何年も性能を維持出来るって、
ホントに賢いと思う
知恵を絞った先人に敬服します。

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調べると、5年位前に記事にしているの・・・・でも忘れちゃったから、再掲






低速ー中速ー高速
とまあ、左のドライブ(プライマリ)プーリーの中にあるウェイトローラー(青い丸)がエンジンの回転によって、回転数が高まると、遠心力で、外に広がっていきます。
で、ドライブプーリーの挟む幅が狭くなって、ドライブベルトは、外に押し広げられて行きます。
実施には、右のドリブン(セカンダリ)プーリーにあるセンタースプリングを縮めるだけの遠心力が、(センタースプリングというバネで狭くなろうと力が働いています)の力に打ち勝つようになって、変速比が高速へと変わっていきます。


ドライブ(プライマリ)プーリーの中にあるウェイトローラーは画像のようにコロコロとなっています。

ドライブ(プライマリ)プーリーは、左のなんもかんも外れているトコに付いてています。


ドリブン(セカンダリ)プーリーは、こんなふうに、基本で閉じた状態です。
中にセンタースプリングがあって、閉じようと力が働いています。
以上で、エンジン回転に伴い、変速比が低速~高速になっていく機構なんですけど、
そのままじゃ、坂道は上手く上れません。
高回転、高速比で坂道を登り始めると、変速比が高速のままで、エンジン回転が坂道の斜度の負けて、落ちてって、パワーバンドを外れ、速度の維持が出来ずに失速していきます。
それを防ぐため、トルクカムという機構がドリブン(セカンダリ)プーリーにあります。



向き合ったプーリーの面で片方はクラッチに直結、もう一方は溝で可動でききます
その間での回転差を走行抵抗と感じ、溝が斜めに切ってありますから、走行抵抗が大きいと、閉じる力が強くなり、ドライブ(プライマリ)のウェイトローラーの遠心力に打ち勝ち、プーリーの幅を強制的狭くします。





クラッチはドリブン(セカンダリ)プーリーとタイヤ(ドライブギヤ)の間に存在し、
ドリブン(セカンダリ)プーリーの回転による遠心力によって、回転数が高まると繋がり、
回転数が低くなると、切断となります。
ここで、一つの問題が、発生します。
クラッチは、ドリブン(セカンダリ)プーリーの下流(動力の流れで見ると)にありますので、
断続ポイントは、プーリーの変速比の影響を受けてしまうわけです。
パワーバンドに入るか入らないか、くらいで繋がるのが良いと思うのですが、
パワーバンドの遥か下の回転でつながると、初期加速がとっても遅くなり、
パワーバンドに入るまで、じっと我慢という羽目になります。
それを防ぐのに、クラッチのリターンスプリングを強くするとか、
本来、変速比で対応すべきを、スプリングで対応とか、・・・ドツボのパターンになるかもしれません。
あ・・・んまだ、書き漏らしがあるかもしれませんので、追記は追って
スクーターの変速機構って、その全てがメカ的に、パッシブな制御で賄っているというスゴさ。
今の時代、電気に頼りたくなるのと思うのですが、
たぶん、そんなにコンピュータの性能が高くなく、価格が高価だった頃なのでしょう。
こういうことを思いついて、カタチにして、さらに、何年も十何年も性能を維持出来るって、
ホントに賢いと思う
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