スクーターの変速のコト
Category: モレ(整備)
スクーターの無段変速の機構ってのが秀逸でね。

ざっくり書くと、こんな風で、ウェイトローラーがエンジン回転の遠心力で外に移動すると、ドライブプーリーが狭くなり
ドリブンプーリー側のベルトは内側に移動する。
ドライブ側の接触面の直径とドリブン側の接触面の直径の比によって変速比が変わるってことなんだ。

実物ではこんな感じ

スタート時とかだと、こんな風に変速比が低速寄りになっている。

画像の青い丸がウェイトローラー。車線の四角がセンタースプリングね!

実物のドライブプーリーはこのようになっていて、一番広がった状態。

スタートして、エンジン回転が高まると、遠心力で、ウェイトローラーが外に移動し、その分ドライブプーリーが狭くなる。

さらに回転が高まると、ウェイトローラーは完全に外へ移動し、ドライブプーリーはさらに狭くなる。



ドリブンプーリーには、センタースプリングという、ドリブンプーリーを狭めるバネが内蔵されていて、ウェイトローラーの遠心力と対向する働きをしている。
ウェイトローラーの重さ(遠心力)がスプリングの反力に打ち勝つことで、プーリーは狭くなるのである。
スプリングの反力とウェイトローラーの重さのバランスを崩す(ウェイトローラーを重くしたり軽くしたり)
ことで、スクーターの変速具合を変更できるのである。
(ウェイトローラー軽い:加速重視、重い:最高速重視)
で、めでたしめでたし、と思いきや、
道路は平地だけではなく坂道などもある・・・・
どこでも、回転数だけで、変速させると、坂道で、トルクバンドからハズれ、速度を維持できなくなることが有る。
坂道では、低速でも高回転を維持させ、トルク重視の変速パターンが必要。

ドリブンプーリーには、斜めに切った溝が有る。この溝は、変速比を低速重視に変更する機構である。

登坂時などでは、ドリブンプーリーにかかるトルクに応じ、ドリブンプーリーを強制的に閉じるようになっており、
結果的に、センタースプリングの反力を強めることとなり、
エンジン回転が高くなっても、変速しない。

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なにがすごいのか?って
この機構、一切、電気に頼っていないってコト
そして、パワーの無い原付などの場合、ほんの少しの変更で大きく変化して、とってもタメになるんだよ!。

ざっくり書くと、こんな風で、ウェイトローラーがエンジン回転の遠心力で外に移動すると、ドライブプーリーが狭くなり
ドリブンプーリー側のベルトは内側に移動する。
ドライブ側の接触面の直径とドリブン側の接触面の直径の比によって変速比が変わるってことなんだ。

実物ではこんな感じ

スタート時とかだと、こんな風に変速比が低速寄りになっている。

画像の青い丸がウェイトローラー。車線の四角がセンタースプリングね!

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スタートして、エンジン回転が高まると、遠心力で、ウェイトローラーが外に移動し、その分ドライブプーリーが狭くなる。

さらに回転が高まると、ウェイトローラーは完全に外へ移動し、ドライブプーリーはさらに狭くなる。



ドリブンプーリーには、センタースプリングという、ドリブンプーリーを狭めるバネが内蔵されていて、ウェイトローラーの遠心力と対向する働きをしている。
ウェイトローラーの重さ(遠心力)がスプリングの反力に打ち勝つことで、プーリーは狭くなるのである。
スプリングの反力とウェイトローラーの重さのバランスを崩す(ウェイトローラーを重くしたり軽くしたり)
ことで、スクーターの変速具合を変更できるのである。
(ウェイトローラー軽い:加速重視、重い:最高速重視)
で、めでたしめでたし、と思いきや、
道路は平地だけではなく坂道などもある・・・・
どこでも、回転数だけで、変速させると、坂道で、トルクバンドからハズれ、速度を維持できなくなることが有る。
坂道では、低速でも高回転を維持させ、トルク重視の変速パターンが必要。

ドリブンプーリーには、斜めに切った溝が有る。この溝は、変速比を低速重視に変更する機構である。

登坂時などでは、ドリブンプーリーにかかるトルクに応じ、ドリブンプーリーを強制的に閉じるようになっており、
結果的に、センタースプリングの反力を強めることとなり、
エンジン回転が高くなっても、変速しない。

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